アートのレシピ

美学校「アートのレシピ」受講生によるブログです。
美学校webサイト http://www.bigakko.jp/

2012年11月17日土曜日

11月17日 後期授業は未体験ゾーンに突入!

リトルモンスター達よこんばんは!
突然の雨の勢いに怯えるちいちゃんです。今こたつでブログ書いてます。
アートのレシピは去る10月27日にお局係のヒロポンとnao.ちゃんが前期を満了し、後期からは田中くんという強力な仲間を迎え入れることとなりました。期待の全裸系アーティストです!皆様よろしく。

本日は病み上がりの松蔭先生、秋葉くん、はにゅうちゃん、わしの生徒3人で慎ましく授業をしました。
それで、今日は何をしたかと申しますと、まずは2012年11月17日(土)より、六本木の森美術館で開催される「会田誠展:天才でごめんなさい」についていち早く聞きたい!とのことで昭和40年会の同胞でもある松蔭先生から会田誠さんや小沢剛さん、そして昭和40年会の発足に足るまでのお話を伺いました。
その後は後期1発目でとっても楽しそうな『音楽とアート』という課題に取組みました。美術と音楽はお隣の世界のような気がするところもあります。しかし、ルール無しで表現をもっと貪欲に追求するのであれば、見ることで得られる情報だけでなく音楽の力を利用するのはとても有効です。また、今日多く見られる映像作品というものも、AV=Audio Visual =聴覚と視覚で構成された作品です。なので音に対するアンテナをはっておくことはとっても重要。
講師である松蔭浩之もかつてゴージャラスというバンドを組んでいたり、現在も音楽と切り離せない作家活動をしているアーティストであります。そんな美術と音楽の神から派遣された講師のもとで生徒は何を生み出すのか?!といえば、もちろんオリジナル曲作ったり、誰かの曲をコピーするなんて野暮なことはしません。アートのレシピは基本に忠実、ここでも『オブジェ論』に従って、既製品と既製品の合体すなわち、曲と曲を継ぎ接ぎして1曲を作ってしまおうというもくろみです。
まずはあらかじめ宿題になっていたものを各自披露しました。しかし「音楽を切り貼りしようと思ってもパソコン操作がわからない・どんな曲を繋げていいのかわからない・繋ぎ目がメドレーっぽくなってしまう」などの壁にブチ当たり、なかなかキラーチューンが生まれません。そんな中でフリートークを開始&松蔭先生の作品A CHORUS RUINを見て分析。その結果、
●曲に勝手に歌詞をつけたり、替え歌って楽しい
→メロディに収まりきらない言葉の処理や、メロディと歌詞の組み合わせで生まれる世界が面白い!特に知っている曲のイメージが替え歌の歌詞で変わる時とか。
●映画や音楽の邦題の付けかた
→イメージを勝手に解釈して言葉に置き換え、言葉も秀逸。これって作品タイトルの付け方にも使えるかも。例:JAPAN 『孤独な影』原題はGENTLEMEN TAKE POLAROIDS
という話も飛び出し、もう一度目指す方向の確認をしました。
 
そんなわけで長くなりましたが、もう一度今回のことも含めて宿題は持ち歌をブラッシュアップをし、次回発表です。2つの曲の融合がなかなか難しい場合は、「好きな映画のサントラに、その映画のあらすじを歌詞にして歌ってしまおう」というのも良いかもねって話もありました。